Linux

2003年10月12日 日曜日

fetchmail+procmail+spamassassinで楽々SPAMフィルタリング

ここ最近やたらSPAMメールが多いので、以前よりSPAMフィルタを導入しなければならないかなと思っていたのですが、時間が取れたのでようやく導入となりました。TLUCのMLで五十嵐さん三浦さんに設定を教わったのと、UnixUser 2003年9月号の特集記事を参照にしてみました。あとspamassassin を fetchmail から利用する方法も参照しました。
うちは自宅でSMTPサーバを公開しているわけではない(自宅のプロバイダの関係でグローバルなIPv4アドレスをとれない)ので、単純にfetchmail+procmail+spamassassinで運用を試みてみます。

インストール

メール関係を扱っているうちのサーバはDebian GNU/Linux(woody, stable)なので、まず/etc/apt/sources.listに以下の内容を書き足し。
deb http://people.debian.org/~nobse/deprecated/backported ./
続いてツールをインストールする。
sudo apt-get install spamassassin procmail fetchmail

2003年10月11日 土曜日

雑誌の記事って電子化されないものか

最近雑誌を買わなくなって久しいのだが、たまに読みたい連載があっても_収納スペースの確保・整理する手間・捨てる手間_を考えると買わないと言う選択をしがちである。(僕がだめだめなだけかも知れないが、真面目に家の中の本の収納スペースが飽和しているのですよ。もうハードカバーと文庫本しか買う気がしない。)
僕が買う雑誌といえばここ数年はほとんど最近コンピュータ関連の雑誌なので、なおさら思うところであるが、記事の電子データも付けてくれない物だろうか? 最近読んでおきたいなと思っている連載は、Unix Userに連載されている西田 亙さんの「GCCプログラミング工房」とLinux Magazineに連載されていたまつもとゆきひろさんの「Ruby入門」なのだが、上記の理由の方が優先していて雑誌を買う気にならない。記事の内容が良いだけに実に勿体ないのである。
最近コンピュータ関連の雑誌が売れないと言われ続けているが、速報性ではWebにはもう勝てないので、ビジネスモデルを転換して、有用な読み物の連載を軸に雑誌を作ってもらい、CDROMで記事の電子データも付ける。ただ電子化してもその月しか売れなければ売り手としては厳しいので、_電子データを1ヶ月後ないしは数ヶ月後にCDROMにして付録にする_というのはどうだろう? これならば連載を読むために雑誌を買い、その記事の電子データが欲しくて次の月の雑誌も買うということで、売り上げをある程度見込めて、雑誌の記事の再利用性が高まって嬉しくないだろうか?
一度電子データになってしまえば自分の家でデータベースに組み込むなりなんなりして保存すれば、場所も要らず、検索性も増して、非常に便利なのだが、そういう企画を実現してもらえないものかねぇ。とくにUnix Magazineのように、記事がそのときに必要なくて、数年後にヒットするような雑誌の場合、保存場所と検索性の向上こそが切実な問題なのである。
まぁそんな話を、あおしまさんと話をしたのです。

2003年08月19日 火曜日

身の回りのmsblast騒ぎの顛末

さすがに我が家では無風状態。
我が家は、WindowsXP端末が1台(tulip)、WindowsMe・Linux共用端末が1台(viola)、Linuxなサーバ(cosmos)と言う3台体制(加えてPS2 BB-Unit)というLANであるが、Windows端末に対する今回のDCOM-RPC対策パッチ(MS03-026)は随分前(たぶん先月末あたり)に当てているのでまぁ対策済み。さらに万全を期すためにDCOM無効化も先月末に実施済み。だいたい_普通の家のパソコンでDCOMが使える必要は全くない。たまにCOMで遊んでいる僕の家でも_全く必要ない。
まったく何でこんな機能が_デフォルトで有効になっているのだ!_と一抹の怒りを覚えずにいられない。ちなみに会社の方ではそんなに騒ぎにならなかったが、昨日あたりは結構アレでしたねぇ。(だいたい今時どんな装置にでも、気が付かない場所にもWindows2000がはびこっているのさ。)

2003年08月17日 日曜日

Softbank / Linux User Vol.12 No.9 (2003.09)

第一特集の_「スパムメール一掃大作戦」_にひかれて購入。ネットをさまよえばSPAMフィルタ関連のページはいっぱいあるのだが… 最近メインのメールアドレスに来るSPAMが多くなってきたので、もうフィルタするしかないと言う感じなのです。

mboxからMaildirへの完全移行

せっかくメイル環境を見直す事になるので、_抜本的な見直し_を行うことにした。前回のメール環境の見直しは我が家のサーバcosmosを立ち上げたときで、IMAP4サーバを立てたというものだった。
そのときにちゃんと考えて移行すれば良かったのだが、当時は手頃に設定できたUW imapを選択した。(別に資料が多かったわけではない。) この時にメールの保管形式を長らく使ってきたMH形式から、mbox形式に変換した。mbox形式は多数のメールを1つのファイルにまとめる形式なので、1000通を越えたあたりから微妙にパフォーマンスが悪くなり、10000通を越えるとさすがに厳しくなってくる。
そこで、やはり1メール/ファイル管理の方が_パフォーマンスがよい_ので、現代的なメール保管形式である<ahref=“http://cr.yp.to/proto/maildir.html">Maildir形式に変換することとした。この変更により各メールクライアントでローカルに残している下書きメールの保管形式(これはMH形式が多い)以外は、ほぼすべてMaildir形式に移行となる。なおこの変換でIMAP4サーバもmboxしかサポートしていないUW imapからMaildir形式もサポートしているCourier-IMAPへ移行することとなった。
mboxからMaildirの変換は、前回MH形式からmboxに移行したときに使ったWanderlustで手作業に励んでみた。ちなみにmbox2maildirでもうまくいきます。(さすがに2万件強のLaten-MLはこれで変換です。)
以下、mboxからMaildirへの変換して、uw-imapに移行を行う

2003年07月28日 月曜日

Windows2000 再インストール

仕事で使っているPCのWindows2000の調子が悪くなったので、時間が取れるうちに再インストールと言うことで、今日は一日PCと格闘となった。普段Windows2000の再インストールくらいなら苦もなくというところなのだが、ローカルなハードディスクにOutlookのメールが入ったファイル(1つのファイルで1GB強ある)を別パーティションにコピーしてやり過ごそうとしたところが、格闘の始まりだった。
まずなぜか50MBも空いている2番目のパーティションを2つ分ける。インストールが終わった時点で前半を1番目のパーティション(再インストール前は_10GBしか割り当たっていない_)と併合し、30GBのNTFSなパーティションを2個作るという作戦であった。メールのファイルはあまりに巨大なので、ネットワークコピーをしたくなかったこともあり、新しく作った3番目のパーティションに格納した。
久しくWindows2000でパーティションの作成をやっていなかったのもあるが、どうも最初の作業でPrimaryではなく_Logical_なドライブを2個作ってしまったようだ。時すでに遅く再インストール過程で、パーティションの再作成を始めたときに、この過ちに気が付いた。
ここからトリッキーで何とも知れない闘いの始まりなのだが、もうWindowsに頼ることが出来ない状況なので、knoppixのディスクを借りてきてLinuxを起動した。(Linuxを使うというのはよく使う手である) Linuxからfdiskで1番目のパーティションにFAT32としフォーマット。(実際にはmkfsコマンドを使う。) メールのファイルを1番目のパーティションに移動して、2個目と3個目のLogical Driveを削除し、同じサイズの2つのPrimary Driveを作成する。同様に3番目のパーティションをVFATでフォーマットして、メールのファイルを戻す。
1番目と2番目のパーティションを削除して、一つのアクティブなFAT32のパーティションを作成する。これでよいと思って、Windows2000のインストールを行ったのだが、基本的なファイルをコピーした後に再起動がかかる。だが、bootしない。 うーむ、何度やってもブートしないのである。
そうこう何時間かなんだかいろいろやっているうちにちょっとした油断作業をミスり、メールの入ったパーティションを消し去ってしまった。おおよそ4時間半の作業が水の泡なのである。
こうなっては仕方ないので、素直に諦めて最初からWIndows2000のセットアップを行った。インストール作業過程でパーティションを切り直したら、難なくインストールが終わってしまうのである。何ともなぁという闘いの一日であった。やっぱWindowsのインストールは難しい。knoppixのHDDインストールの方が数十倍簡単だと思うのである。
ということで、今日の教訓。「急がば回れ」 明日はもう時間が取れないし、明日にはこのPCで膨大な解析作業をしなければならないと言うのが頭にあって、彩度のファイルのネットワークコピーを怠ったのが敗因である。急がねばと思うときこそ、確実な方法を採るべきであるという痛い教訓であった。

2003年07月24日 木曜日

今日は何とも中途半端

今日は10時から11時過ぎまで課内ミーティング。13時から14時まで臨時の係内ミーティング、14時から14時半まである製品の定例。15時半から定時まで別の製品の定例。この細切れになった時間はいったいどうすればいいの?と言うくらい中途半端な一日。今後は_木曜日は朝から晩までミーティングの日_と言うことになったので、朝からミーティングモードで出社しよう。

grub便利

最近Boot Loaderをliloからgrubに変更した。なんて便利なツールなんだろうと思いつつ、_いままで使っていなかったのはなぜか?_と自問してしまった。結局のところ使ってみようと思ったときに読んだ解説記事がいまいち分かりにくかったのがあるのかも。その記事では動作原理から説明してあった気がするのだが、ツールを紹介するときには使い方をしっかり説明して、そのあとに動作原理の説明で良いと思うのだ。(とりあえず使って、原理を理解の方がわかりやすい人が多いと思うので。)
何でも演繹的に説明されるのは辛いなぁと最近思うのは年を取ったせいなのかな。(そんなはずはない。ただめんどくさいだけだ。)

2003年07月21日 月曜日

cosmos高速化

昨年高橋さんと組んだ我が家のサーバcosmos(今はwoodyしか入れてないが)だが、負荷をかけるとカーネルが落ちると言う不具合があった。どうもメモリの不具合らしいと目星はつけたまま、約1年放置されていた。(負荷をかけないで使っていたのであるが、HDD以外はジャンク品の寄せ集めだったからなぁ。) このたび会社でいつもお世話になっている千葉さんから、未使用のCeleron 1GHzとマザーボードを安価に譲ってもらうことになった。CPUとマザーボードを更新と言うことでシステムの全体的なアップグレードとなる。それだけで良かったのかも知れないが、今回は勢い余って全体的にアップグレードとなった。
まずはお買い物。PC100なメモリはさすがに近隣の電気屋に売ってなかったので、PC133 CL3な256MBを購入し、PC100 CL2として使うことにした。また、本格的にlily(メインに使っているノート)のCD-Rドライブが亡くなりそうなので、これを機にIO-DATAから出ているATAPIなDVD±RW(ドライブはNECのドライブっぽい)も購入。
なんだか箱と各種ドライブ以外は全て入れ替わったと言う感じですが、グラフィックカードとNICは変更してないので、OSはなにも変更することなくすんなり起動。速度は僕がLinuxを使うと言うレベルでは、不必要なくらい速いですね。(gnomeやKDEな環境でもあんなスピードで起動して使えるのか… 最近C1でKDEだったので異様に速く感じる。)
cdrecordをインストールして、CDROMのISOイメージ吸い出しと16倍速で書き込み(一応16倍速で書き込めるドライブなので)をしてみましたが、かなりいいあんばいで書き込める。なかなかご機嫌な環境になった。
あと高橋さんにいただいたISAカードのSoundBlasterはISAスロットが無くなったため、現役を引退。Linux環境で音楽を出せなくなったが、DVDドライブを買ったので、mplayerをインストールしてみたところ、DVDの再生があっさりできちゃいました。これはこれでかなり便利なツールだな。(音が出なくて空しかったが…)

2003年07月17日 木曜日

Plamo Linux 3.2

ちょっといろいろ試したい事があって、昔なつかしSlackwareの流れを汲むPlamo LinuxをVAIO C1 VR/BP(viola)にインストール。試したいのはACPI周りのSWSUSPでサスペンド・レジュームが出来るかという点なのだが、Plamo 3.2を選んだ理由は、単純に素性が分かっていると言うことと、パッケージ管理のことは全く考えなくて良いことと、アンチエイリアス設定 “みかちゃん”というある意味_いっちゃってる_設定があるからに他ならない。
今日はインストールしておしまい。明日に続く。(のかな?)

2003年07月16日 水曜日

GNU R

まじめな統計計算を滅多にしないので、Excelで十分かと思っていたが、ずいぶん前から直らないバグが結構あり、場合によって_Fatal_なので、Excelでの統計計算にあきれていた。かといって、proprietaryな統計計算パッケージ(たとえばSとかS Plusとか)は非常に高価で入手不可能であるため、Excelを我慢してうまく使い続けてきたが、GNUのSとも言うべきRの日本語化が結構な勢いで進んできたので、これはしたりと思ったわけである。Rって何?と言う人もいると思うので、以下にR Projectのページに載っている説明文を載っけてみる。

2003年06月15日 日曜日

今日は普通にお休み

今日は普通にお休みなので、散髪にでも行こうかなぁなんて思って出かけたら、いつも行っている床屋さんは、_今週のお休みは日・月_なんだそうな。僕のお休みは日・月なんだが…

Knoppix 3.2 日本語版

お試し環境のviola(VAIO Note C1 VR/BP)で試してみようと思い立ち、そういえば今月のLinux MagazineにCDROMが付いてきていたなぁと思いだして、早速購入。今にして思えばダウンロードでも良かったかも。
ブートの際に、VAIOのPCMCIA CDROMドライブ依存の妙な呪文が必要(boot: knoppix vaio nopcmcia)なのだが、これだけでXまで起動し、それなりに使える環境になるのだから便利と言わずになんというと言う感じである。設定と必要の文書をコンパクトフラッシュに書き込めば、KnoppixのCDROMとCFを持ち歩くだけで、CDブート可能なPCさえ借りられれば、いつでもどこでも同じ環境が構築できそうである。僕は産総研の回し者ではないが、これを便利と言わずして何と言おうか。
ハードディスクへのインストールはknx-hdinstallコマンドで一発。30分くらいで完了した。ハードディスクにインストールされたKnoppixはDebian以外の何物でもないということで、これまでDebianを敬遠していた方々にも十分以上に使っていただけるものと思うのである。
と言いつつも、IPv6を使えるようにせねばなぁとか、USBなNICを認識させねばなぁとか思い立ち、カーネル再構築かと思ったのだが、IPv6版のKnoppixのISOイメージをダウンロードして、NICはめんどくさいから_買い直せばいい_のか。(それまで保留だな。NICが使えたら早速カーネルをダウンロードして、USAGIパッチを当てて再構築なのだが。)
ということで、おすすめのUSBなNICを募集なのだ。(探すのもめんどくさい。今日この頃である。)