2003年08月20日 水曜日
キヤノンやるなぁ
EOS KISS Digital発表ですか。いつか来ると思っていたが、予想価格(本体のみ12万円くらい?と言う噂)となるほどと思う見切ったスペックで_かなり良いかも_知れないと思ったのだが、それ以前にこの製品は、2重の意味でキヤノンの戦略製品というか、もっと大きくてレンズ交換できる1眼レフデジカメの今後を占う製品と見た。キヤノンは市場を独占するための勝負に出たと思われる。僕の考えはこんなところ。
- 他社動向
PENTAXの場合
秋発売のデジカメistDはベースカメラのistがKISSとの競合製品だから、istD自身がKISS Digitalの競合製品となると考えてよさそう。ただ20万円前後という価格設定から価格差が約7万円。価格差だけで記録媒体とレンズを買っておつりが来そうなこの価格差は、この手のカメラを買うユーザ層を考えると非常に大きいと思われる。Pentaxのレンズをもっていない人に売り込むのはかなり厳しかろう。
Olympusの場合
FourThirdsのE-1を秋に出荷としているが、スペックが違うとはいえ、すべての購入者にレンズへの投資も必要とする。価格帯はistDと同じくらいだから、ここにも食い込む結果となるかもしれない。どう出るかはラインナップ次第か?
Fujifilmの場合
レンズ交換可能なカメラボディ自身を作っていないので、ここまでのコストダウンは厳しいと思われる。ハイエンドのデジカメと競合する結果となるのだろうか… CCD供給メーカーとして協業を考えると面白いと思うのだが…(Kodakも同じか。)
ミノルタの場合
銀塩のEOS KISSと競合しているのは、おそらくミノルタのα-Sweetと思われるが、今のところミノルタのデジカメの開発路線が見えない。ただコニカとの合併はひょっとしたらひょっとするかも。と言うことで期待。ただ潜在的なユーザーを随分キヤノンに取られてからの闘いになるだろうから、今のSweet VS KISSのような闘いをするまで何年かかかるだろう。
Nikonの場合
ニコンは伝統的にコンシューマへの売り込み方がうまくない。Nikon-Uのデジタル版を出せるのであればおもしろくなってくると思うが、銀塩での状況を見ているとどうなんだろう… - 価格帯
この製品は明らかにハイエンドコンシューマ機と価格帯・性能がだぶる。キヤノンのマーケティング担当者はその辺を考え抜いて出してきていると思うのだが、もしこの機種が思っているほど売れなければ、KISS-Dのような商品は時期尚早もしくはターゲットユーザーが不在ということになるかもしれない。たしかに13万円前後というのはデジカメとしてはかなり安く持ってきた感が強いが、一般的には十分高い。フィルム台を考えれば気が遠くなるくらい安いのだが、想定購入層(おそらくEOS KISSとおなじだろう)の金銭感覚を考慮すると、購入時にランニングコストを考えて買うユーザーは少ないと思うし、銀塩KISSが5万円くらいで売れているというのを考えると、厳しいのかも知れないと思ったりするわけだ。
EOS 10DとKISS-Dの価格戦略から見て、明らかにキヤノンは今年を_デジタルカメラ普及化・銀塩からの置き換えの初年度_として、猛烈な攻勢に出てきたと考えるべきで、敵がほとんど不在の状態で闘いを繰り広げ、シェアの拡大(ひょっとしたらアマチュアレベルの独占)を狙っているのではないか。プリンタ事業の連動も出来るだろうから、寒剤メーカも巻き込んだ展開で写真業界全体の再編につながるかも知れない。無責任にウォッチしているとなかなか興味はつきない。
次の動きはNikon D2H発売前あたりに_35mm版フルサイズのEOS-1D後継機_を発表してきたら、かなり面白くなってくるかな。(当然画素数を上げて、感度を上げつつ、連射性能は銀塩の1Vと同じというスペックで、50万円を切って出して来るなら壮絶に面白いかも。) ちなみに、僕はKISS Digitalは買いません。
個人的には、このレベルの600万画素機はだいたいそうですが、JPEG/Fineで撮影すると3M/枚くらいの容量を要するので、PCにも保存媒体にもそれなりの投資が必要という話はある。1GBくらいのCFの価格が下がることに大きく期待をしよう。
2003年08月19日 火曜日
身の回りのmsblast騒ぎの顛末
さすがに我が家では無風状態。
我が家は、WindowsXP端末が1台(tulip)、WindowsMe・Linux共用端末が1台(viola)、Linuxなサーバ(cosmos)と言う3台体制(加えてPS2 BB-Unit)というLANであるが、Windows端末に対する今回のDCOM-RPC対策パッチ(MS03-026)は随分前(たぶん先月末あたり)に当てているのでまぁ対策済み。さらに万全を期すためにDCOM無効化も先月末に実施済み。だいたい_普通の家のパソコンでDCOMが使える必要は全くない。たまにCOMで遊んでいる僕の家でも_全く必要ない。
まったく何でこんな機能が_デフォルトで有効になっているのだ!_と一抹の怒りを覚えずにいられない。ちなみに会社の方ではそんなに騒ぎにならなかったが、昨日あたりは結構アレでしたねぇ。(だいたい今時どんな装置にでも、気が付かない場所にもWindows2000がはびこっているのさ。)
我が家のメール保管形式のまとめ
昨日までの対応でほぼ今後数年の体制が固まったので、まとめておこう。(フォルダ分けを変えても保管形式はしばらく変わらないだろう。)
MH形式
電子メールを使い始めたときから使っている保管形式。メールは1メールを1ファイルで保管する。古のMUAであるMHで使われていた。(今も使っている人はいると思うけども。) メールを使い始めた時に僕はMHのコマンドでメールの読み方や書き方を習ったので、メールを出すだけでも_とても大変だった。(笑)_ 最近の若者には分かるまい。まさに一子相伝の世界だ。
ちなみにMHのコマンドを使っていたのは最初の数ヶ月であまりに大変だったので、MHを使うときはMHコマンドをラップするツール(やっぱこれもMUAに分類されるのだろう)を使ったものだ。
1995年4月から1997年3月のマスターの学生時代は、Sunのサーバにtelnetしてmnews/MH(フロントエンドにmnews/バックエンドにMH)を使用。1997年4月から1999年5月まではmew/IMを使用。(IMはperlで書かれたMHに置き換え可能なスクリプト集。MewはEmacs LISPで書かれたMUA。当時POPにアクセスするときにはMHやIMが必要だった。) 1999年6月から2002年10月まではWanderlustを使用。(WanderlustはEmacs LISPで書かれたMUA。切り替え当時は単独でIMAPとPOPにアクセスできた。)
途中で予期せぬトラブルでHDDがお亡くなりになったので、99年7月以前に受け取ったメールはすべて失われてしまっている。約7年使用したが、バックアップ取るにも、HDDを移動するにも、OSを変更するにも耐えうるかなり便利な保管方法だったといえるだろう。
mbox形式
1メールフォルダを1ファイルとして保管する形式。
我が家ではUW imapを使うために導入。使用期間は2002年10月から2003年8月。その間に使用していたMUAはWanderlustである。
Maildir形式
qmailを始めとするdjb-toolsで有名なdjbことD.J.Bernstein氏が提案しているより安全な形式。メールの保管は1メールを1ファイルとして保管。
個人的な感想としては使い勝手がかなり良いので、ここ10年程度はこれで行けるだろう。ちなみに現在はIMAP経由で使うことも、直接Wanderlustでさわることも出来る。2003年8月より使用開始。
まぁ個人的な偏見に基づく感想だが、IMAPサーバを巧く使うとMUAだけでこの3種類は相互に変換可能なので、まぁ便利かも知れない。IMAPが使えるMUAは最近多いと思うので、サーバがちゃんと設定されていれば特に変換スクリプトはいらない。(まぁスクリプトやプログラムでやった方が効率良いけども。) ちなみに現段階の感想では、Wanderlustより便利なMUAが出てこない限り、MUAを変更することはあり得ない。(テンプレートが使いやすいのよね…)
2003年08月18日 月曜日
IMAPサーバ変更作業完了。
ほぼ作業完了。ようやく眠れそう。Courier-IMAPの場合、なぜか…
- ~/Maildir/
- .misc/ → ~/Maildir/.misc/ (Maildir)
- .hoge.foo1/ → ~/Maildir/.hoge.foo1/ (Maildir)
- .hoge.foo2/ → ~/Maildir/.hoge.foo2/ (Maildir)
と言う感じで、一つのフォルダにまとめればよいようだ。(「.」が意味を持っているようだ。)そんなことはどこに書いてあるんだろう…(誰か教えて欲しい。)
この構造で正しいみたい。今日はがんがん使ってみたが、大きいもので一つのファイルが数10MBあったmboxより格段にパフォーマンスが改善したようだ。もともとIMAPを使うことにしたときに、Courier-IMAPを選択すべきだったかなぁ。今日は安眠できそうだ。
2003年08月17日 日曜日
Softbank / Linux User Vol.12 No.9 (2003.09)
第一特集の_「スパムメール一掃大作戦」_にひかれて購入。ネットをさまよえばSPAMフィルタ関連のページはいっぱいあるのだが… 最近メインのメールアドレスに来るSPAMが多くなってきたので、もうフィルタするしかないと言う感じなのです。
mboxからMaildirへの完全移行
せっかくメイル環境を見直す事になるので、_抜本的な見直し_を行うことにした。前回のメール環境の見直しは我が家のサーバcosmosを立ち上げたときで、IMAP4サーバを立てたというものだった。
そのときにちゃんと考えて移行すれば良かったのだが、当時は手頃に設定できたUW imapを選択した。(別に資料が多かったわけではない。) この時にメールの保管形式を長らく使ってきたMH形式から、mbox形式に変換した。mbox形式は多数のメールを1つのファイルにまとめる形式なので、1000通を越えたあたりから微妙にパフォーマンスが悪くなり、10000通を越えるとさすがに厳しくなってくる。
そこで、やはり1メール/ファイル管理の方が_パフォーマンスがよい_ので、現代的なメール保管形式である<ahref=“http://cr.yp.to/proto/maildir.html">Maildir形式に変換することとした。この変更により各メールクライアントでローカルに残している下書きメールの保管形式(これはMH形式が多い)以外は、ほぼすべてMaildir形式に移行となる。なおこの変換でIMAP4サーバもmboxしかサポートしていないUW imapからMaildir形式もサポートしているCourier-IMAPへ移行することとなった。
mboxからMaildirの変換は、前回MH形式からmboxに移行したときに使ったWanderlustで手作業に励んでみた。ちなみにmbox2maildirでもうまくいきます。(さすがに2万件強のLaten-MLはこれで変換です。)
以下、mboxからMaildirへの変換して、uw-imapに移行を行う
- maildirmake Maildir を実行して ~/Maildir を作成
- WanderlustではMaildir形式のフォルダを使えるので、IMAPサーバにあるメールをMaildirフォルダに移動
- apt-get remove uw-imap
- apt-get install courier-imap
IMAP経由でみると以下のような階層構造になっているmboxなメールフォルダ
- ~/mail/
- misc → ~/mail/misc (mbox)
- hoge/
- foo1 → ~/mail/hoge/foo1 (mbox)
- foo2 → ~/mail/hoge/foo2 (mbox)
を、以下のような Maildirなフォルダ(Maildirフォルダとして見る)に変換。
- ~/Maildir/
- misc/ → ~/Maildir/misc/ (Maildir)
- hoge/
- foo1/ → ~/Maildir/hoge/foo1/ (Maildir)
- foo2/ → ~/Maildir/hoge/foo2/ (Maildir)
IMAPサーバを変更して、Wanderlustから覗いてみると… たとえば misc/ なんて言うフォルダはないとおっしゃる。なんでかのう… しかもここで時計を見ると月曜日の朝5時くらいじゃないか… _サーバ周りの変更を行うときは次の日が休みの日にしましょう。_と言うことで、明日に続く。
2003年08月16日 土曜日
次は甥が誕生ですか。
母からの電話によると今日甥が誕生したそうだ。名前はまだ決まっていないそうだが。ここ1年は悲しい話題が多かったので、久しぶりにめでたい話だ。僕の財布はまた薄くなるんだろうが… ともあれ、健康に育って欲しいものだ。最近そればかりが望みだったりする。
Sleepless In Seattle
昨日に引き続き映画鑑賞三昧の1日。1本目は昨日に引き続きMeg RyanとTom Hanksが主演のSleepless In Seattle(邦題: 「めぐり逢えたら」(1993))である。昨日のWhen Harry met Sallyと異なって、二人は腹が立つくらい巡り会わない。ラストシーンの出会いのシーンまで二人が交わす会話は、「Hello」だけだからなぁ。こういう映画もありなのかと思ったわけだが、まぁファンタジイだね。ファンタジイの場合は徹底的にあり得ない話の方が夢があって良いのだ。
僕は白黒時代の映画は見ない/見てない人なので、下敷きになっているであろう「めぐり逢い」との対比が出来ないのが、何とも教養がないところなのだが、まぁ見ていない映画の引用はわからんわなぁ。
音楽は何ともスタンダードなナンバーが続いて、見ていて好きな曲が何曲も続くというのは何とも得した気分。特にNat King ColeのStardustは昔から好きな歌なので、また凄く印象的なシーンに使うなぁと思ったわけだ。
The Reinmaker
引き続いて、次は全く方向性は違うが、大好きなJohn Grishamものと言うことで、The Firmもいいけども、久しく見ていなかったThe Reinmakerを見てみることにする。基本的には巨悪対新米弁護士という勧善懲悪ものという見方で正しいだろうと言う映画かな。アメリカの法廷ものではお気楽に楽しめるのはJohn Grishamくらいかねと思わないでもないので、結構お気に入りの映画な訳だが、The Firmのエリート弁護士よりは、The Rainmakerの主人公には何となく共感できると言う点で、The Rainmakerの方が気に入っています。
最初の半分くらいは退屈かなと思わないわけでもないが、裁判が始まるところから畳みかけるように引き込まれる。ただよく考えると_主人公は何もしていないんじゃないの?_と思わざるを得ず、パートナーが非常に有能だったのねという見方も出来るかも知れない。The FirmもThe Rainmakerも好きな作品なので、小説も読んでおかねばなぁ。
それにしても、今日見た映画は日本語字幕しか入っていなかった。DVDを買う際には英語字幕も入っていることを確認して買わねば、僕は非常に損だと思うので確認を怠ってはならないな。