Omarchyをインストール

Omarchyに乗り換え。OmarchyArch Linux系(要はpacmanをパッケージ管理に使うグループというべきか)のLinux Distributionで、Ruby on Railsの作者のDHHことDavid Heinemeier Hansson氏が開発者向けにArch Linuxを事前設定を行ったものである。デフォルトでここまで設定してあると結構楽だな… ということで乗り換え。

omarch1.jpg

何年かぶりにTile-TypeのWindow Managerを使っているが、なかなか軽快で良い。

感想はよくできてる・・・と。

ちょっと前の記事に書いたように、Windows上のWSL2上ではWindows上でGCCやClangを使う必要がたまにあって、MSYS2を使うことがあるので、パッケージ管理にpacmanを使うこともあって、pacmanの本家のArch Linuxを使うのが良いだろうと。

これのちょっと前にArch Linuxを使っていたのだが、ちょうど過渡期だったのか、困ったことにGPUをうまく認識させることができず、放置。その後Arch Linuxの運用をいったんやめて2週間ほどUbuntu 25.10 Cinnamonをインストールしていた。やはりUbuntuの最近のバージョンはGPUのようなproprietaryなdevice driverを用いたものの自動設定が使いやすく、今のメインPCの設定があっさりできた。(GPUはそのまま認識してCUDAもインストールされてました。Arch Linuxの最初の越えられない山はこてえる。)

その後、SNSを眺めていたら、Arch LinuxベースのOmarchyが軽くて使いやすいという評判が流れてきたので、インストールしてみたら、Ubuntuと同レベルにGPUなどの設定がそのままで仕上がっており、即使える環境となった。そのためさくっと移行することにしたのである。パッケージ管理ツールとしてはコマンドラインのオプションがさっぱり覚えられないのだが、aptよりpacmanのほうが遥かに軽快なので、もうaptには戻れないのである。

Omarchyの特色は、GUI周りがWaylandになったことと、Window Managerというべきなのか、Wayland CompositorにHyprlandというTiling compositorが採用されているのが外見上の特徴で、Single Userでデスクトップとして使うのという感じで。操作に関してはTiling Typeの独特なものがあるが、まあ慣れればいいのでは・・・と。(実際慣れてしまった。)

初期の設定でやる必要がるのは日本語ロケールの作成・設定。日本語入力としてMozcのインストール設定、常用のフォントのインストール、TeXLiveの日本語周り、VS Codeのインストールというところか。

UIのフォントは我が家の31インチ4kディスプレイでは、かなり小さくて全然読めない。そのため、いったんOmarchyの画面設定は

env = GDK_SCALE,1
monitor=,preferred,autom1.25

にしてFontサイズはデフォルトのままとした。(Fontサイズいじると決め打ちしているツールの表示がおかしくなるのでいじりにくい。これはデザインとしてどうなの?と思うけど。)

あと日本語もデフォルトのフォントで表示できてるし、neovim が自然に組み込まれいて感心したし、ほぼデフォルト設定で良さそうな気がする。キーボードとマウスをBluetooth経由で使えるようになったが、これはどうも起動時のみ使えないので、キーボードは有線接続。またブートローダーのlimineからWindowsをブートできるようになったので、いったんこれで良しとする。

この新メインPCの導入の目標の一つだったLocal LLMとかの動作だが、これもあっさり使える。(これはUbuntuをインストールしていたときに確認済みであった。)

Omarchyのオリジナルのコマンドで、GPU Pass ThroughができるようなってWindowsを仮想環境で使えるなら、写真編集以外は全部こっちに移していいのかもしれない。進展に期待したい。

Chromiumを用いてWeb Appを設定できるようで、下記のようにApple Musicも登録した。Web経由の使い勝手の悪さは若干あるが使いやすくなった・・・ (ただChromiumを呼び出しているだけだけど、アプリのように見える。) YouTubeとかも特に利用上問題ないようだ。(Netflixとかは試してないが・・・)

omarch2.jpg

最後にOmarchyの環境にSteamをインストールしてみた。手持ちのSteamのゲームがFinal Fantasy Pixel Remaster I~VIくらいしかないのでなんともだけど・・・普通に遊べそう。FFXIVとかも行けそうですね(やらんけど)「ロマンシング サ・ガ2 リベンジオブセブン」の体験版とかは普通に遊べるので、たしかによほどのことがない限りWindowsじゃなくていいのかもと思った。

いろいろ遊んでいこうと思っている。